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データで見る植民地朝鮮史

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 大それた表題ですが、できる限り数字、史料に基づいてアウトラインをつかめるようにしたいと思います。
 ほとんど全て、すでに専門家や有志による研究がなされている事柄ばかりのはずですが、少しでも先人の成果物を見やすく、見つけやすくできたら本望です。

 日本は朝鮮を植民地にし、韓国・朝鮮の人達を苦しめたことは、以下に見るようにれっきとした事実です。
 このサイトを作るにあたり、改めて本を読み、一次史料をあたり、統計を集計してみましたが、「やっぱりダメじゃん」、というか思ったより更にダメだったというのが感想です。

 私は歴史学の専門家ではなく、大学の専攻も歴史ではありませんでしたから、何の権威もありません。そこで記述内容を容易に検証いただけるよう出典を明示し、史料をネット上で閲覧できるものについてはできる限りリンクを張ってあります。
 最低限、植民地善政論の事実誤認さえ指摘できれば良し、という方針で作っていますので、専門に研究している方から見れば至極不充分な内容かとは思いますが、そうした点は是非、ネット上に更なる情報・知識をシェア戴き、対抗知の厚みを共に増して戴ければと思います。

朝鮮総督府統計年報のデータ利用について

       
朝鮮は停滞していたのか? 植民地統治は「善政」だったのか?

未だに朝鮮停滞論をカビの生えた倉庫から持ち出す向きがあるので、ざっと確かめてみましょう。
植民地朝鮮と併合前の韓国を比較してみる


目にすることの多い植民地善政論について、実際のところどうだったのか検証してみました。

朝鮮植民地経営は赤字だった。日本は朝鮮に貢いで莫大な資産を残した
鉄道を敷いてやった
近代教育を施した。識字率を上げた
衛生状態を改善した。乳児死亡率を劇的に下げた
人口が増えたのは豊かにした証拠
朝鮮を近代的法治国家にした。奴隷制度を廃止して民主主義を導入した
 (→左側の「法治と人権」の頁に飛びます)
ハゲ山を緑にした

併せて、これもフォローしておきます。
 「韓国が併合を望んだ」という物言いについて
 朝鮮は植民地ではなかった説について
 日本の財政介入は大韓帝国を救ったか

歴史修正本カウンター
内容は他記事と多々重複しますが、修正本のどこがどうおかしいのか、問題箇所に直接ぶつける形で書き直しています。一部資料も追加。
 百田本『今こそ、韓国に謝ろう』を検証してみた
民生と人権

日本帝国支配下で民衆の生活がどうだったか、どのような被害を及ぼしたか、主な所を見てみます。

法治と人権
食糧と農村と人口流出
工業化と所得
医療・衛生
 (→右側の「衛生状態を改善…」の頁に飛びます)
土地の収奪(作成中)
朝鮮語抑圧と日本語強要
創氏改名
労務者の強制連行
従軍慰安婦
ファシズムと戦争への巻き添え

YouTube動画

こちらもどうぞ→ 

数字で眺める日本の朝鮮支配 (1) 

(8分16秒)

このサイトの基礎を構成する統計の一部を
抽出して、ざっと紹介しています。
長文を読み通す時間のない方はこちらをぜひ。

 植民地はどこまで行っても植民地で、人間をグループAとBに分け、AがBを統治する事です。AがBを差別することなしに成り立ちません。
 それをどうにか正当化しようと、「日本は遅れている朝鮮を近代化した」だとか「鉄道を敷いてやった」だの「善政を敷いた」だの、と一生懸命言いつのる向きが未だに後を絶ちません。
 言い換えれば、隣国は貧乏で”遅れていた"と一生懸命口泡を飛ばし、そのネタを血眼でかき集め、「百年前の、ボクの日本」が上だったと吹聴しているということです。
 人様の貧乏を嘲るのは低劣きわまりないですし、人間を民族でひとくくりにして嘲るのはヘイトスピーチそのものです。
 おまけに、百年前の日本をいくら持ち上げても「ボク」は全然偉くもなんともならないのに、あの無駄なエネルギーはどこから来るのでしょうか。

 話は単純なのです。
 「近代化云々は植民地にしなくても支援できたのだから何の言い訳にもならないし、そもそも余計なお世話です。
 支配地域に相応のインフラを整備するのは責任問題の話であって特段賞賛される事ではないし、それで大儲けしたなら搾取で、赤字だったなら自業自得
 朝鮮=韓国自前の近代化に動いていた所を併合したのだから、「日本が朝鮮を近代化した」のではなく、朝鮮が近代化した時期に日本帝国が支配者になっただけです。
 日本の国防のために仕方なかったという向きは、「オレの為に他人を踏み潰してもよい」と言っているのです。そのような手合いを隣人として歓迎できるでしょうか。
 一方、日本の植民地にされていなければ収奪も差別も受けなかったし、日本の戦争の道連れにもされませんでした最低限、その分は確かに被害を及ぼしたのです。


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